16May
葬式にも色々なパターンがありますよね。病気を患い余命宣告をされている中である程度心の準備ができている中での葬式。突然事故に巻き込まれて亡くなった葬式。そして今回のテーマである自殺により亡くなった人の葬式。どれも人の死によって発生するイベントとしては同じですが、参列者の心境は全く違います。
心の準備ができている中での死、そして葬式は完全に受け入れることはできていないかもしれませんが、時間の経過とともに徐々に受け入れていくその基盤はできていることが多いです。
突然の事故死などの場合は、悲しみや怒りをどこに向けたら良いのか分からない状態で、混乱していることが多いです。時間の経過とともに受け入れるわけではなく、亡くなった原因追求や全容がはっきりする中で、徐々に気持ちの整理をしていく感じですね。
そして自殺。突然の事故死と突然という部分は同じですが、周りの人の捉え方は全く異なります。喪失感による悲しみや怒りの矛先を亡くなった相手に向けますが、亡くなった人に向けても何も解決しません。そこでその後は自分自身に向けることになります。つまり、自分自身を問い詰め責めることになってしまいます。
こうなると辛いですよね。亡くなった人を責めても自分を責めても答えが見つからない、自分が納得できる落とし所もなかなかない。本当に辛い時にはプロに心の内を聞いてもらうのが一番だと思います。