2Apr
家族葬とは?
家族葬とは、故人を家族や親しい友人だけでお別れする形式の葬儀のことを指します。一般的に参列者が少なく、家族葬専用の会場を用意する必要がないため、比較的簡素な形式で執り行われることが多いです。また、参列者が限られているため、通夜や告別式も省略する場合があります。近年では、新型コロナウイルス感染症の影響で、家族葬が増えています。
社葬とは?
社葬とは、企業や団体が社員や顧客などの死去に対して、会社として行う葬儀のことを指します。一般的には、社員やその家族、顧客や取引先、関係者が参列することが多いです。企業文化や風習、地域性によって異なる場合がありますが、一般的には、荘厳な式場や会場で、参列者全員が黒いスーツやドレスを着用し、静粛な雰囲気で行われることが多いです。
火葬式とは?
火葬式とは、遺体を火葬炉で焼却して納骨する葬儀のことを指します。日本では、約99%が火葬式で行われています。火葬式の流れは、通夜、告別式、火葬という順番で行われることが一般的です。遺族は、故人を火葬炉に送り出す最後のお別れをします。火葬後は、納骨堂や霊園において、お骨を収めた骨壺を埋葬することが一般的です。
直葬とは?
直葬とは、故人を家族だけで見送り、規模の小さい葬儀形式のことを指します。通常、葬儀式場を借りずに火葬場で火葬する形式が多いです。棺や遺影を用意する場合もありますが、簡素な形式が多いことが特徴です。また、密葬と同様に、一般の方々は参列できません。近年は、家族葬と同様に、手軽さや費用面から選ばれる方が増えています。
自然葬とは?
自然葬は、自然に帰ることを希望する方が選ぶ葬儀の形式です。遺族や参列者に無理を強いたり、遺族の負担を減らすことを考えたシンプルな形式が特徴です。具体的には、火葬後に骨壷に納め、故人の希望や遺族の意向に応じて、自宅や海、山、公園など自然な場所に散骨する方法です。また、遺影やお花、式場の飾り付けなどは控えめにする傾向があります。最近では、緑豊かな霊園や、森の中での散骨を選ぶ方も増えています。
スカイツリー葬とは?
「スカイツリー葬」とは、東京スカイツリー内にある「スカイツリー天空殿」にて行われるお葬式のことです。2014年からスタートし、高さ450mのスカイツリーの展望台内にある会場で、様々な宗教に則った葬儀を行うことができます。スカイツリーの眺望を背景にした式場で、静かな環境でのお別れができることが特徴的です。ただし、費用が高額であることや、開催日時が限られていることがデメリットとされます。
精進落としとは?
精進落としは、仏教の儀式で、仏壇に供えられているお線香やお花、お供え物などを、法要や法事が終わった後に、山や川、海、公園などに散らすことを指します。これにより、供え物を通じてご先祖様に感謝し、ご供養するという意味があります。精進落としには、身内だけで行うものや、法要の参列者全員で行うものなど、様々な形があります。
留学生の葬式とは?
留学生の葬儀については、国や地域によって異なる場合があります。留学生の葬儀は、本国で行う場合と、留学先で行う場合があります。留学先での葬儀は、現地の習慣や法律に従って行われる場合が多いため、日本で行われる葬儀とは異なる場合があります。また、留学生の身元確認や手続きにも時間がかかることがあり、葬儀の執行までに時間がかかることがあります。留学生の葬儀に関しては、留学先の日本大使館や領事館、留学先の大学などが支援を行っています。
終活と葬儀の関係性
終活とは、人生の終わりに向けて、自分自身で準備や計画を立てておくことを指します。葬儀はその一つの大きなイベントであり、終活においても重要な要素の一つとして位置づけられています。終活の中で、葬儀に関する希望や予定を事前に準備し、家族や周囲の人たちと共有することで、葬儀の内容や形式についての不安や煩わしさを軽減することができます。また、葬儀にかかる費用の問題も終活の一環として考えられるようになっています。終活の観点から、葬儀の形式やスタイルを選び、あらかじめ費用の見積もりをしておくことが大切です。